レノンパパ・サミット2011
「子育て主夫はもちろん!子育てママもイクメンパパも、プレママやプレパパも、子育てや子育て主夫に関心のある人、みんな集まれ!」ということで、子育て主夫ネットワーク「レノンパパ」が主催するイベントが、2011年8月26日、東京都庁 第一庁舎にて開かれました。専業主夫の方、育児休暇中の方、イクメンや主婦の方など、約20名が集まりました。
<第1部>
TOKYO PLAY 嶋村仁志さん
日本の人口で、18歳以下は180万人。子どもたちみんなが豊かに過ごせたらと思って活動しています。
わが子は1歳2カ月になったところ。歩くと音が鳴る靴を履いて、歩いています。そんな子どもの様子を見ていても、つくづく、どこで何をして遊ぶか、ということはとても大事だな~と思っています。
今日集まってくださった方々にも、出身したそれぞれの場所での、それぞれの子ども時代があったと思います。自分が遊んだ場所の地図を描いてみましょう。

- 1.お金がかからなくても遊べた
- 2.なんでも遊び道具になった
- 3.どこでも遊び場にした
- 4.自分の住んでいる近所の知識をたくさん持っていた
- 5.身の回りのことを取り込んで遊んでいた
- 6.大人が見たら、できない遊びがあった
前のめりになってはじめて、子どもは遊びの天才でいることができます。今回の東日本大震災でもそうでしたが、子どもは遊ぶことを通して、もやもやした気持ちを外に出していきます。
これから育っていく子は、どんなところで遊ぶのでしょうか。
公園にも、「ボールで遊んではいけない」「木に登ってはいけない」などはじめ、とても細かい禁止事項が多くなっています。大人は、子どもの遊びに口を出さない。失敗したり、よそうがいだったりするところから、また遊びが生まれる。
子どもにとって「遊び」とは、自分の生きている世界を知るトビラ。
「子どもが豊かに遊べる街」が、「子どもが豊かに育つ街」と言えるでしょう。
<第2部>
子育て主夫宣言
浅田直亮さん「私はクリエイティブに、子育てしていきます」
イクメと子育て主夫は、違うもの。最初は孤立感がとてもありました。梶さん(現在レノンパパの代表)と出会って、気持ちがポジティブになりました。
子育て主婦も同じだと思いますが、「子育て主夫」同士が、つながることが大切だと思っています。
妻と話していて、「子育てって、クリエイティブだよね」と言ってくれました。
「これでいいのか?」と不安になることもありますが、100人の音楽家が100通りの音楽を作るように、1人1人の子育てがあると思っています。
Aさん「男らしい"主夫"でありたい」
4年前に会社を辞め、今は主夫をしています。4歳と2歳半の女の子がいます。年子なので、ノイローゼになるくらい子育てがい大変な時期もありました。
会社を辞めたのは、過労と人間関係の不和。納得行くまで夫婦で会議をしましたが、妻の方が収入がよかったこともあり、私が主夫になることにしました。
「カタルエ」というブログで、専業主夫の生活をマンガにして紹介しています。
http://katarue.com/
イクメンというと、何となくイメージできるのですが、専業主夫は、ロールモデルがありません。自分の母親をロールモデルにするのも違います。専業主婦とでは、ストレス解消法も違うと思います。女性のまねではない、男らしい主夫でありたいと思っています。
Bさん「ママがいなくてもパパだけで大丈夫。大きくなったら、お父さんと一緒で楽しかったと言われるように」
4歳の男の子のパパです。
子どもが6カ月の頃、「チーズケーキを食べたい」様子だったので食べさせたところ、ブツブツができて顔が真っ赤になってしまいました。小児科で診断してもらうと、卵やさばのアレルギーとのこと。託児所(※託児所によります)でもアレルギーがあると預かってもらえない。公園で友だちのおやつに手を出してしまったりすると、大変なことになりますから、誰かがちゃんと見ていないとダメ。
そんな状況もあり、ちょうど仕事を変えようかと思っていた時期だったので、専業主夫になりました。
公園で子どもを遊ばせていて、「夜の仕事をしているんですか?」と3回くらい同じお母さんに聞かれたこともあります。専業主婦同士、立ち止まって2~3時間話していることがありますが、一緒にしゃべると、疲れてしまいます。でも、一度、しゃべらないと、2度としゃべらない関係になってしまいます。専業主婦と友だちの関係でいるのは、難しいです。
子どもは電車が好きなので、遠くまで2人で電車に乗っていきます。たまたまぐずっているときに、隣におばさんが座ると「大変ね、ママがいないと…」と言われてしまいます。いつもは、子どもと仲良く過ごしていますから、ママがいなくても、パパだけで大丈夫と、宣言します。
梶勇基さん「自分のやりたいことが、たまたま主夫だった」
老人ホームで介護の仕事をしていました。2人目の子どもが夜泣きで大変で、上の子は赤ちゃんがえり。夜眠れなくて、自分自身仕事を続けるのがきつかった。そして、妻は仕事をしたい人。「子どもを人に預けるより、自分が見たい」という気持ちが大きく、主夫になりました。
主夫になって気づいたのは、子育てというのは、予想以上に大変ということ。知らない間にいろいろとストレスがたまっているようで、ふと夜中に1人でファーストフード店に行ったり、人と話したくなることもあります。
ボクの場合は、幼稚園ママが仲間に入れてくれたので、お互いにいたわり合ったり、気持ちを共感したり、心地いい空間です。みんなとやっていくことが良いと思います。
レノンパパも、みなさんの協力があったからこそ、ここまでやってこられました。
その後、グループごとにフリーディスカッションを行い、盛況のうちにレノンパパ・サミットは終了となりました。
