TOKYO PLAY
キッズ・プレイ・ワークショップ「ちちんぷいぷい、遊び場になーれ!」
~市役所屋上編~

2011年8月22日(月)10:00~16:00
立川の子育ち・子育てを応援する市民団体「夢たち応援団」主催、TOKYO PLAYが共催のワークショップが行われました。
「市庁舎屋上を子どもや大人が遊べて憩える場所にするために、見たり感じたりしながらアイデアを出してみましょう」ということで、小学4年生から18歳までの子ども約20人と大人、合わせて約40人が集まりました。

TOKYO PLAY代表の嶋村仁志さんのお話し

<今日のルールの説明>

  • みんなの話を否定しない
  • ここだけの話は、ここだけで
  • せっかくだから、楽しく笑顔でやろう

思ったことは何でも言ってみる、こんなこと言っても大丈夫かなと思っても言ってみる、ダメ出しはしない、大人に言ったらまずいことでもココだけの話にする、大人も聞いたことをばらさない……ということで、子どもたちのワークショップがスタートしました。


どこで何をして遊んでいるか、紙に描いてみよう

絵に描いたら、グループ内で発表します。

  • 馬跳びして遊びました、小さい子は「おまめ」って呼んで、間に入れて、遊んだ
  • ザリガニを捕って、遊んだ
  • 友だちのマンションの屋上に秘密基地を作って、怒られた
  • 坂道で自転車のスピードを出すと、気持ちいい
  • 家でゲームしている
  • 寝転がって、マンガを読む……

何をするのが楽しい?遊びをじゃまするものは?

自分が思うことを書いた付箋を模造紙に貼っていきます。

<楽しいこと>

  • 虫取り
  • スケボー
  • ゲーム
  • 家でかくれんぼ…

<遊びをじゃまするのは?>

  • 時間がない
  • うるさい大人
  • 男子
  • 標識
  • 宿題…

その後、グループごとに、発表しました。

「"ツルの恩返し"という物語がありますが、似たお話は世界中にあると聞いたことがあります。見られていないからできたこと、感じられたことの大切さは、子どもの遊びにも共通しているのかもしれません」嶋村さん。


屋上に行ってみよう

立川市役所の屋上を楽しい場所にするのはどうしたらいいか考えてみよう。まずはたくさん遊んで、「○○をもっと△△にしたらおもしろいのに!」と考えよう。


屋上でそんなことして遊んだ?

  • ブルーベリーがおいしかった
  • 鬼ごっこした
  • にんにくみたいなオブジェにのぼった
  • 段ボールで、坂をすべった
  • 一輪車で遊んだ
  • 水遊びした
  • 花を植えた…

屋上の地図に描いてみよう

「ここが、こんな風におもしろかった」「ここは、もっと○○だったらいいのに」……と、それぞれの場所に書いてみよう。「イチオシ」は別の紙に書いてみよう。

グループごとに発表しました。以下イチオシのみ。イチオシの紙は、立川市の担当者に贈呈しました。

Aグループ

  • わかりやすい地図が欲しい
  • 向かい側のスペースに行かれる、近道が欲しい
  • タイルが雨の後に滑って危ないので、対策を

Bグループ

  • 「○○していいよ」看板が欲しい

ブルーベリー食べていいのか、わからないから。

Cグループ

  • ピーマンブランコとか、遊べるオブジェが欲しい

Dグループ

  • トイレが欲しい
  • ミストが出るといいな

Eグループ

  • おもしろい形の自販機が欲しい

トマト形の自販機があるといいな。漬け物とか売ってたり、ちょっと変わった物を自販機で売っているといいな。


立川市の担当者から

Aさん:考え方が凝り固まっていなくて、柔軟な発想。楽しく聞くことができました。納得でき、是非やってみたい内容もありました。

Bさん:庁舎を建てるところから携わっている者です。子どもたちの話を、もっと早く聞く機会を作れればよかったです。利用者の安全を考えた視点や、オブジェからの発想、「○○していいよ」看板の提案もよかったです。庁舎の屋上だけではなく、学校などにも、「こうしたらいいよ」の意見をいただけるといいのではと思いました。

Cさん:すばらしい提案をありがとうございました。市民が楽しめる場でないと、行こうと思ってもらえないと思うので、そういう発想で役所を考えるのはとてもいいですね。

※提案は持ち帰られ、立川市役所と「夢たち応援団」との間で、実現向けてどのように進めて行かれるかを、相談することになりました。


最後に

イベントをコーディネイトした嶋村さんにお話を伺いました。

大人も子どもも、それぞれの子ども時代、それぞれの地域での子ども時代があるはず。昔何して遊んだのかということを、不特定多数の人に、目に見える形で伝えたいということで、最初のワークショップを行いました。ワークショップでは、子どもたちのエピソードをもっと拾えるとよかったと思います。子ども自身は、最初は「遊んでいない」という反応。でも、ひとつひとつ掘り起こしていくことが大事だと思います。たとえば、「庭でみんなでお弁当を食べた」と言った子どもに、「それは、ピクニックごっこだね」と返すと、「それも遊びなんだ」と認識される。大人は昔を思い出して、遊びを語れるけれど、子ども自身は今現在の遊びを言葉にするのが難しいよう。それを、きちんと掘り起こしてあげて、見える化してあげることが、大切だと思っています。


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