【第1回】
やって欲しいことは、素直にお願いするのがカギ~佐竹ファミリー
やって欲しいことは、素直にお願いするのがカギ~佐竹ファミリー
今回は、佐竹ファミリーにお話を伺いました。佐竹ファミリーは、パパの隆さん(38)とママの麗さん(35)、そして娘の奏ちゃん(8)の3人暮らし。双方の実家が遠いため、夫婦ともに仕事を続けるには大変な時期もあったようですが、おかげで協力し合い日々の波をひとつずつ乗り越えるタフさが身に付いたとおふたりは語ります。そんな佐竹ファミリーのパパの家事と育児をリポートします。
── パパが本当に自然に娘さんと接していらっしゃるようですが、隆さんはいつ頃から育児に積極的に関わるようになったんですか?
ママ:
もともと比較的積極的だったとは思うんですが、最初に一番助かったのは、子どもが生まれたばかりの頃、朝出勤前に子どもをお風呂に入れ、布おむつの下洗いをしてくれたことでした。朝子どもをお風呂に入れてくれると、母親としては結構肩の荷が降りるんですよね。おむつ洗いにしても、とても助かっていた。毎日欠かさずしてくれる夫に感謝すると同時に、感心していました。よくできるなぁと(笑)。── 赤ちゃんをお風呂に入れたりおむつを洗ったりし始めたのは、隆さんなりのきっかけがあったのでしょうか?
パパ:
産後、女性はしばらくお風呂に入れないし、赤ちゃん用の小さな湯船だとお湯がすぐ冷めてしまって面倒だったので、自分が入るときに子どもを入浴させていました。それがそのまま習慣になってしまったという感じです。仕事に行く前に朝できることは、おむつを洗うことくらいしかなかったから。でも、現実的には仕事が比較的時間の融通の効く状況だったというのが大きいかもしれません。無理して自分が早起きしたり、子どもを無理やり起こしたりしなくても、基本的に仕事には支障がありませんでしたから。
── 現在の家事や育児の役割分担は、ご夫婦でどのように行っていらっしゃるんですか?
ママ:
今は夫の方がかなり忙しいので、私ひとりで家事と育児の最低限を回せるようにという基本路線がありつつ、私が仕事で遅くなる場合には、夫に時間を調整してもらったりしています。家事に関しては朝の時間の布団上げや洗濯物を干したり畳んだりも、夫が当たり前のようにしてくれます。
パパ:
遊び相手をすることも多いですよ。ちょっとした時間にカードゲームをしたり、子どもに予定の入っていない日曜日に外に遊びに連れて行ったり。毎朝の持ち物のチェックや連絡帳の記入なんかも日課ですね……結構よくやってると思います(笑)。
── 子育てに負担感は感じませんか?
パパ:
負担というか、手に負えない感は日々ありますよ。もう8歳だと僕より口が立ったりするので、子どもともかなり険悪になったりすることも。時には妻になだめられたりしながら、ようやくパパをしている感じです(笑)。
── パパに積極的に家事や育児に参加してもらうために、ママはどんなことができると思いますか?
ママ:
素直に「これをしてもらえないか」とお願いしてしまうのがいいように思います。ママからお願いして、パパにしてもらって、「ありがとう」とママが言う……という繰り返しが基本。思い返すと以前は私も遠慮しちゃって、「これくらい、言わないでもやってくれればいいのに」と思うことが多かった時期もありましたが、それはあまりお勧めできませんね。パパ:
確かに、こっちは相手が何を求めているのかよくわからなくて、でも相手がどんどんイライラしてきて。「え、なんで?」というのは、お互いつらいし、建設的じゃない、一番まずいパターンですよね。
ママ:
あとは、ママがあまり頑張り過ぎないことじゃないかな。パパのタイプにもよると思いますが、例えば持ち物のチェックとか、たぶん多くの場合、母親が気になってやっちゃうと思うんです。でも、家事にも時間は取られるし、仕事や自分の時間の確保のためには、実際手が回りませんから、子どもに自分で確認することを促しつつ、パパに見てもらえないかとお願いする。そうすると、朝の時間はママより余裕のあるパパの方が動いてくれやすくはなりますよね。
── パパの側からママに、できればこうして欲しいというリクエストはありますか?
パパ:
取り立ててはありません。早朝や週末に仕事をしてなんとか仕事をこなしている部分もありますから、自分がもっと、家族との時間や自分の時間を作るのを上手になりたいという思いはありますね。みなさんそうでしょうけど、育児をもっとしたいのに時間が取れないという葛藤はあります。
ママ:
それ、永遠のテーマかもしれません。でも、解決を待つ前に子どもは巣立って行ってしまうんでしょうね(笑)。
パパ:
確かに。子育ての期間は意外と短いという意識が持てれば、「楽しんでやろう」と考え方を切り替えやすいかもしれませんね。
── 今日は本当にありがとうございました。












