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ママも必見!「パパの子育てスイッチ」

【第5回】
育児だけに専念する時間を持てたことは、かけがえのない喜び~塚越ファミリー

今回、取材に協力くださったのは、塚越ファミリー。監査法人勤務の公認会計士として働くパパ塚越学さん(34歳)、ママの尚美さん(40歳)、渉くん(2歳)。2人目の赤ちゃんを授かったことがわかったそうで、7カ月後には4人家族になる予定。ママは1人目の出産を機に仕事を辞めましたが、第2子の育児が落ち着いたら好きな英語を活かして仕事復帰を考えているそう。そんな幸せいっぱいの塚越家にお話しを伺いました。

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── パパの育児や家事について、教えてください。具体的にどのように関わっていますか?
パパ:
column05_p01 平日は、朝出かけるまでに皿洗いなどの家事や息子のおむつを替えたり、遊んだり、朝ご飯を一緒に食べたりしています。朝は少しでも息子に触れないと元気が出ず、その日の仕事もはかどらないので、朝のおむつ替えは私にとってのカンフル剤です。
夜は繁忙期でなければ、20時前に帰宅できることが多いので、帰宅途中に買い物をしたり、一緒に夕食を食べながら、その日の息子の様子をママから聞いて、遊んだり、お風呂に入ったり。夜、家族と楽しく過ごすことでその日の仕事のストレスは吹っ飛び、次の日も頑張ろうという気持ちになります。

── パパが育児しようと思った時期ときっかけなど、教えてください。
パパ:
第一子のとき、妻は高齢初産婦だったので、妻の身体の様子をとても気にしていました。妊婦の身体の変化をいろんな本で勉強したり、妊婦検診に付き添ってエコーでおなかの子どもの様子を見たりして、産まれる日までに妻と同じテンションでいたので、子どもへの愛着が生まれたのだと思います。
その流れで、立ち会い出産し、新生児育児も妻と一緒にやり、育児というのは夫婦二人でするものだと、いつの間にか自然に思うようになりました。

── 2度、育休を取られたということですが、育休を取ろうと思ったきっかけなどを教えてください。
パパ:
子どもが生まれてすぐ、2週間程度、育児のために有給休暇を取りました。寝る間もなく、ゆっくり食事をする間もない初めての育児の緊張の日々。その有給休暇中に1日だけ外せない仕事があって職場に行ったのですが、席に着くなり「あぁホッとする」なんて漏らしたのを覚えています。そのくらい大変な新生児育児を妻と一緒に経験して、「これは妻一人で育児なんて無理なんじゃないか」と思ったんです。同時に、子どもの世話をするほど愛着がわき、子どもの成長の早さに感動して、育児を妻に独り占めさせてはせっかく父親になったのにモッタイナイとも思いました。

そこで、息子が9カ月のときに1カ月間育児休業を取りました。9カ月といったらつかまり立ちを始めるので目が離せない時期です。ちょうど繁忙期前だったこともあって職場もOKをくれました。

── パパが「育休を取る」と言ったとき、ママや周囲の反応は、いかがでしたか? また、ママは専業主婦ということですが、パパが育休を取ることに、困難はありませんでしたか?
パパ:
私の職場には専業主婦だと夫が育児休業を取れないという規程がなかったので、専業主婦を強調することもしませんでしたし、特に取得に際して困難なことはありませんでした。
ただ「育児休業を取ろうと思っている」と話したら、妻に「私は何をすればいいの?」と聞かれました。私の育児休業中は妻をフリーにしてあげたいと思っていたので「好きなことをしたらいいよ」と言ったのを覚えています。

── 育休取得するための、会社・同僚・部下などへの根回し方法など、教えてください。
パパ:
半年前に直属の上司に話をしたら、「お前なら取るような気がした」と言われました。というのも、妊娠した時から出産予定日を職場に伝え、立ち会い出産ができるように職場の仲間に協力を仰いだり、子どもが生まれてからも残業は極力避けて仕事のやり方も変えていたからでしょう。
男性の育児休業は部署では私が初めてだったので、なぜ男性が育児休業をとる必要があるかを部署でプレゼンして、1人でも多くの仕事仲間に理解してもらおうと努めたりもしました。思ったより反応が良かったのがうれしかったです。

── ママが専業主婦でも、パパが育休を取得することは大切でしょうか?
パパ:
まず、専業主婦であろうと共働きであろうと、ママの身体が回復するまでの産後8週間内はパパの育児休業は必要不可欠だと考えます。あの新生児育児を夫婦で経験することでママの身体と心のケアだけでなく、夫婦の絆や父子の愛着形成にかかせないと思うからです。
また、専業主婦のほうが育児ストレスが高いというデータがあったと思いますが、実感としてもそう思います。私は仕事で育児のストレスを解消し、育児で仕事のストレスを解消しているからです。しかし専業主婦はそうはいきません。ままならない子どもに自分のペースを乱された状態が1日中続くのです。極度のストレス状態でママが育児をしていたら、家庭の雰囲気もよくないですし、子どもの成長にもよくないと思います。それを解消する1つの手段がパパの育児休業だと思います。

そうした専業ママの気持ちを理解するには、育児体験するのが一番です。もちろん育児休業を取得しなくても専業ママのストレスを和らげる方法はたくさんあります。パパによるママへの日々のサポートが大切なのだと思います。
そして何より、妻が何であれ、育児休業を取ることができるのは父親の権利でもあります。育児は期間限定です。育児に専念できる時間を制度で保証されているわけですから、有効に使いたいと思いました。

── 育休を取ってよかったのは? また、1度目と2度目の育休取得で、パパの意識に違いはありましたか?
パパ:
人生のうち育児だけに専念する時間を持てたことはかけがえのない喜び。取得できたことに感謝しています。子どもの日々の成長を実感でき、夫婦の絆も深まったと思います。おかげで育休復帰後の繁忙期は残業続きになりましたが、家族みんなで乗り切ることができました。新生児育児の2週間の休暇は、妻も私も初めての育児でとにかく日々をこなすので精いっぱいでしたが、あの空気を妻と一緒に体感したことでパパとしての自覚、妻のパートナーとしての自覚が芽生えたと思います。
息子が生後9カ月の時に取った1カ月間の育児休業のときは、少し心にも余裕ができて楽しむことができました。1日3食の離乳食作りや子育てセンターへの地域デビューなど、育休中でないと体験できないことがたくさんできてパパ力もアップしたと思います。



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